科学技術への市民参加型手法の開発と社会実験 −イベント「市民が考える脳死・臓器移植」を中心に−
笹川平和財団助成
「科学技術への市民参加型手法の開発研究プロジェクト」報告書
2005年4月
編集・発行 市民参加研究会
この報告書について
この報告書は、イベント「市民が考える脳死臓器移植」(2005年1月〜3月)を開催した市民参加研究会の活動を、イベントの報告とこのイベントに関わった参加者の評価(感想)を中心に報告するものです。
市民参加研究会とは、笹川平和財団から研究助成を受け、「科学技術への市民参加型手法の開発研究プロジェクト」を行う研究者グループが、イベント「市民が考える脳死・臓器移植」の実施に当たって、対外的に名乗ったものです。
編集・制作の都合上、プロジェクトとして取り組んだ活動全体を報告する本報告書と、イベント「市民が考える脳死臓器移植」で使った資料と市民パネルの活動成果記録とを掲載する『「脳死・臓器移植」を考えた市民パネルの活動記録−−専門家との対話から市民の提案へ−−「科学技術への市民参加型手法の開発研究プロジェクト」社会実験イベント「市民が考える脳死・臓器移植」資料集』の2分冊としました。
これら2分冊による本報告書は、イベントの成果を広く社会に伝えるための公開シンポジウム(2005年4月23日開催)で配布・公開するために編集・制作しました。
この報告書は、公開シンポジウムでの議論を反映したものにはなりません。また、マニュアルのような形の知識として整理されたものにはなっていません。しかし、ここには、参加型手法を実践しようとする際に、手引きとしてであれ、注意すべき点としてであれ、さらには、避けるべきこととしてであれ、役立つだろうことが、沢山入っていると考えます。
本報告書が参加型手法を実践しようとする人々・機関の参考となることを心から祈っています。
2005年4月15日
市民参加研究会・代表 若松征男